中村雅人
07 Jan
07Jan

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

弊社では、ニキヒルズワイナリーにて委託醸造しているオレンジワイン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、そしてピノ・ノワールの熟成状況を確認するため、ワイナリーを訪問してまいりました。

昨年収穫されたオレンジワイン2023は、瓶詰めを完了しました。時間をかけて熟成させたことで、角が取れ、旨味が口の中でゆったりと広がるような味わいに仕上がっています。

現在、ラベルデザインの最終調整を行っており、ラベルおよび一括表示を税務署に提出し、販売許可が下り次第リリースを予定しております。販売開始が待ち遠しいところです。

特級畑の樽で熟成中のピノ・ノワール

ブルゴーニュのワインエキスパートである石黒かおり様に手配いただいた、特級畑で使用されていた樽を使用し、弊社契約区画で育てたピノ・ノワール種(クローン:UCD5)を熟成させています。

UCD5は、1964年にカリフォルニア大学デイビス校で登録されたクローンで、そのユニークな特徴を最大限に引き出すために丁寧に管理を行っています。

昨年12月2日に樽詰めしたこのピノ・ノワールは、熟成により素晴らしい変化を遂げています。この樽による熟成は、官能的な香り、なめらかでシルキーな味わいを生み出すポテンシャルを感じさせます。

緻密なタンニンと酸味、豊かな風味が樽からの成分と相まって、さらに複雑で奥深い味わいへと変化していくことでしょう。熟成期間については、引き続き状態を見ながら慎重に判断してまいります。今から完成が楽しみでなりません。

ワイン樽熟成の魅力

樽熟成は、ワインに次のような効果をもたらします。

  • 木樽から溶け出すポリフェノールやリグニンが、ワインに深みを与える。
  • 樽由来の香り(バニラ、ココナッツ、燻製香、キャラメルなど)が複雑性を加える。
  • ワインのタンニンが柔らかくなり、色調が深みを増す。
  • ※ただし、ブドウの個性と樽のバランスが重要。慎重な管理が求められます。これがまた難しいのです。

初詣は仁木神社へ


初詣には、北海道余市郡仁木町にある「仁木神社」を訪れました。この神社は「ワイン神社」としても知られており、明治12年に徳島藩の開拓移民によって創祀された歴史を持ちます。明治36年に諸神を合祀し「仁木神社」として改められ、今年で創祀120周年を迎える由緒ある神社です。

神社ではユニークな「ワインおみくじ」も販売されており、訪れるたびにワインとの深いご縁を感じます。

今年もこの神社から、ワイン造りへの新たな情熱をいただくことができました。
本年も皆さまにお喜びいただけるワイン造りを目指して精進してまいります。

どうぞご期待ください。

末吉でした。



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