広報 二宮亜華果
09 Jul
09Jul

左から2番目 山本香奈 Kana Yamamoto 講師

2026年7月8日(水)、東急札幌REIホテルにおいて、カリフォルニアワイン協会日本事務所(CWI)主催による「カリフォルニアワイン・ショーケース in 札幌」が開催されました。
当社代表の中村雅人は、CWI認定「公式カリフォルニアワインスペシャリスト(California Wine Specialist)」として、本イベントの開催準備および当日の運営に全面的に協力いたしました。
当日は、ワイン業界関係者を対象としたトレード試飲会とプロ向けセミナー、さらに一般のお客様を対象とした試飲会が開催され、多くの来場者で賑わいました。

司会進行 扇谷まどか カリフォルニアワイン協会 共同代表
プロフェッショナル向けセミナーでは、

「『パリスの審判』50周年を祝う ~カリフォルニアワインの歴史を築いた造り手、未来へ繋ぐ造り手、それぞれの個性~」

をテーマに、カリフォルニアワイン協会リード・エデュケーターの山本香奈氏が講演を行いました。
講演は、「フランスでは絶対に口にできない話題です(笑)」というユーモアあふれる一言からスタート。会場は終始和やかな雰囲気に包まれながらも、内容は非常に濃く、ワイン業界関係者にとって学びの多いセミナーとなりました。
セミナーでは、1976年5月24日にフランス・パリで開催された、後に「パリスの審判」と呼ばれる歴史的なブラインド・テイスティングについて詳しく紹介されました。

アメリカ建国200周年を記念して企画されたこの試飲会では、フランスを代表するワイン評論家や専門家が銘柄を伏せた状態で審査を実施。その結果、赤・白両部門でカリフォルニアワインがフランスの名門ワインを抑えて第1位を獲得し、世界のワイン史を大きく変える出来事となりました。
講演では、この歴史的な出来事の舞台裏や関係者のエピソード、当時のワイン評論家の影響力なども紹介され、参加者の関心を集めました。試飲では、「パリスの審判」で白ワイン部門第1位となった歴史あるワイナリーのワインも提供され、会場の熱気は一層高まりました。
さらに、ワイン評論が市場へ与えた影響についても詳しく解説されました。
高い評価を得るために、ロバート・パーカー氏が好む「色が濃く、樽香が強く、アルコール度数が高い、濃厚で力強いスタイル」を目指す生産者が世界中で増加したことにより、産地ごとの個性や多様性が失われる「ワインの画一化」が進んだこと。また、パーカーポイントによる高評価が市場価格の急騰や品薄を招いたこと、さらに、エレガントで繊細な伝統的スタイルのワインが市場で正当に評価されにくくなったことなど、ワイン業界に大きな影響を与えた歴史についても分かりやすく説明されました。

最後に、新世代の評論家や多様な評価軸の登場により、ワインが再び多様性を重視する時代へと移り変わっていることが紹介され、ここ50年にわたるワイン文化の変遷を俯瞰できる、大変意義深いセミナーとなりました。

今回のイベントを通じて、カリフォルニアワインが歩んできた歴史や品質向上への取り組み、そして多様な価値観を尊重するワイン文化について、多くの学びと新たな発見を得ることができました。
株式会社中村プロモーションでは、今後もカリフォルニアワイン協会日本事務所(CWI)をはじめ、国内外の生産者や関係機関との連携を深めながら、ワイン文化の普及と北海道のワイン市場のさらなる発展に貢献してまいります。 ご来場いただきました皆様ならびに、ご協力いただきました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。 広報担当 二宮 あけみ

動画

Youtube 横長動画

https://youtu.be/yAStH4V5s-c

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